非抜歯矯正終了のお知らせ
ものすごい出っ歯が非抜歯矯正を開始して
1年が経とうとしています。
今日も診察が始まるといつも通り
まず最初に歯並びを確認します。
「噛み合せも良くなったし、
唇も以前よりは閉じやすくなったと思います。」
と前置きのあと…
「上の歯はもうこれ以上動きません。」
そう告げられました。
前々回から上の歯のワイヤーを
太いものに交換しない時点で
なんとなーく察してはいましたが…
ついに…終わりですか。
「治療の過程を見て抜歯をする・しないを
決めてもらって良いですよ。」
1年前、先生からそう言われました。
非抜歯でこのまま終えるか否かの
最終確認をされた後、
「抜歯を検討しています。」と伝え、
その方向で話が進みました。
今後について
抜歯予定の歯
第一小臼歯(上4番)を上下2本ずつです。
![上の第一小臼歯](https://chiitake.net/wp-content/uploads/2017-11-28-23.jpg)
![下の第一小臼歯](https://chiitake.net/wp-content/uploads/2017-11-28-24.jpg)
抜歯後の矯正は2通り
インプラント
歯科矯正用アンカースクリューといって
矯正用の小さなスクリュー(ネジ)です。
※現在(平成29年)、薬事承認済み。
これを上の奥歯の歯茎(顎骨)に埋め込む
= 奥歯を固定する土台になる
↓
前歯6本を奥へ引き下げる
↓
治療終了後はインプラントを抜く
メリット
・前歯6本を一度に奥へけん引できるので治療期間を短縮できる
・口の中の違和感が少ない/ほとんど無い
デメリット
※私の場合
・埋め込み手術は提携している歯科医で行う
・保険適用外なので1本につき3万円の費用が発生する
・歯茎に麻酔を打ってからネジを打つので人によっては痛みがある
・万が一、インプラントが取れた場合は着け直すことになる
上顎に装置をつける
その場で実物を見せてもらいました。
帰宅して調べたところ
恐らくホールディングアーチのことだと思います。
ホールディングアーチ装着
↓
まずは犬歯を引き下げる
↓
犬歯が予定の位置まできたら
残りの4本を引き下げる
上顎の装置は毎調整時に取り外して
水洗いをして使い回す。
メリット
・今通っている矯正歯科で型をつくるので別途料金が発生しない
デメリット
・まずは犬歯だけを下げて、
その後に残りの前歯4本を引き下げるので
インプラントに比べて治療期間が約半年延びる
・口の中の違和感が大きい
インプラントとホールディングアーチは果たす役割が違います
私の歯で例えますと…
第一小臼歯を抜歯した後、
ワイヤーで隙間を埋めるときに
奥歯も前へ動こうとします。
(前から・後ろから隙間を埋めようとする力が働きます。)
![歯の動く仕組み-抜歯後](https://chiitake.net/wp-content/uploads/2017-11-28-25.jpg)
それを防ぐ為の方法が
インプラントとホールディングアーチになるわけですが、
インプラントは顎骨に埋め込むことにより、
そこが固定源となります。
(私の場合は第一大臼歯の上辺り…になるそうです。)
![歯科矯正用アンカースクリューで奥歯を固定](https://chiitake.net/wp-content/uploads/2017-11-28-26-1.jpg)
ホールディングアーチは
上の奥歯(第一大臼歯)に
金属の輪っか(バンド)を嵌めます。
ですが、インプラントと違って
固定源になるわけではなく、
奥歯が前歯の方へ移動するのを
防止する役割を果たします。
![ナンスのホールディングアーチで奥歯を固定](https://chiitake.net/wp-content/uploads/2017-11-28-27.jpg)
つまり、
上の奥歯にはめる輪っか(バンド)は
歯を完全に固定できるわけではありません。
先生の説明によると
ホールディングアーチの場合、
奥歯が若干前に動く可能性はあるので
その時はゴムかけと併用していくと
おっしゃっていました。
アンカースクリューは
土台の役割をする部品に対し、
ホールディングアーチは
現状維持する為の部品…
と考えていただければ良いと思います。
(少なくとも私の解釈はこういう感じ。)
尚、先生のお話によると
アンカースクリューの方が
主流になってきているそうです。
「次回診察時にお返事を下さい。」
と言われ、
ワイヤーを変えることなく診察を終えました。
ゴムかけ再開
そして、今回の診察から
ゴムかけが再開しました。
左右の犬歯が若干前へ移動している、
特に右の方が動きが大きいと言われました。
![後戻り-半年前との比較画像](https://chiitake.net/wp-content/uploads/2017-11-29-28.jpg)
上の犬歯が若干手前に移動しています
写真の上段は今年の6月、
噛み合わせが理想の位置まで来たときです。
下段は半年後、つまり現在。
上の犬歯が下の歯と歯の間より
少し前にズレています。
写真で比べるとよく分かる(^^;)
右側(写真向かって右)は犬歯だけでなく
第一小臼歯も前方へ移動しています。
後戻り防止のゴムかけを中断したのが7月。
7月は下の歯にブラケットを着けたときで
イレギュラーな歯の動きを防止する為に
ゴムかけが終わりました。
この5ヶ月間、ゴムかけなしで過ごしていたら
奥の歯が前へ移動した、
要するに後戻りしてしまいました。
歯は常に変動しているということですね。
非抜歯の方が後戻りが早いと言われていますし…。
そんなわけで、
クーガのゴムを渡されました。
![エラスティックス 顎間ゴム-クーガのゴム](https://chiitake.net/wp-content/uploads/2017-02-17-01-1.jpg)
数ヶ月ぶりのゴムかけで
こんなにキツかったっけ?!!
と思ってしまうほどキツいです。
お口が開きません。。。
まとめ(?)
遂に非抜歯矯正が終わってしまいました。
ちょうど1年になるのかな。
もう少し歯が引っ込んでくれれば
このまま終えたのだけど… … …
うーん…まあ、それだけ自分の歯が
前へ出てたということですね(苦笑)
とりあえず、
インプラントを打つことと抜歯、
どちらを先に行うのか
その説明がなかったので
先生に質問メールを送りました。
次の記事でまとめています↓
あわせて読みたい
抜歯矯正に踏み切ったものの
やはり健康な歯を抜くことへの抵抗は抜けません。
本当にこのまま進んで良いのだろうか、
抜歯をしてきちんと歯は並ぶのだろうか、
ずっとモヤモヤしていて複雑な心境です。
あわせて読みたい
↑アンカースクリューを打った後に書いてます
非抜歯矯正を振り返る
非抜歯矯正 前半 の記録一覧
非抜歯矯正 後半 の記録一覧
ビフォーアフターだけ見たい方はコチラ↓
2016年12月(非抜歯矯正開始) ~ 2017年6月まで
2017年6月 ~ 同年11月(非抜歯矯正終了)まで
2016年12月(非抜歯矯正開始) と
2017年11月(非抜歯矯正終了) の比較写真
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