上の歯のみ抜歯矯正スタート
1ヶ月ぶりの矯正歯科です。
といっても、
矯正歯科での調整は月1なので
いつも通りなわけですが
この1ヶ月の間にアンカースクリューの埋入と
抜歯があったせいか数ヶ月ぶり
随分間が空いたように思えます。
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抜歯した場所の隙間を
ようやくワイヤーで締められる!
という喜びやワクワク、
ワイヤーを締め付けることによる
痛みを久々に味わうのかぁ…と
痛みへの覚悟をしつつ、
(下の歯の抜歯は置いといて)
治療が先へ進むことが楽しみであります(^-^)
それでは調整の記録へと移ります。
調整の記録
上の歯に1本のワイヤーが入りました
抜歯前は上4番(第一小臼歯)の
ワイヤーを外し、
それ以外はつけたままでした。
![上の第一小臼歯のブラケットのみを外しました](https://chiitake.net/wp-content/uploads/2017-12-18-01.jpg)
既存のワイヤーを全て取り除き、
1本のワイヤーを入れます。
![上4番抜歯後の最初の調整日 201801](https://chiitake.net/wp-content/uploads/2018-01-23-14.jpg)
次に、上5番(第二小臼歯)と
アンカースクリューを結び
奥歯を固定させました。
![上の歯の歯列矯正用アンカースクリューとブラケット装置 201801](https://chiitake.net/wp-content/uploads/2018-01-23-10.jpg)
下の歯の抜歯準備
上の歯の処置が終わると
「次は下の歯の抜歯になるので
ブラケットを外しますね。」
と、上の歯のときと同様、
4番(第一小臼歯)のみブラケットを外し
その前後をワイヤーで締めます。
![下の第一小臼歯のブラケットのみを外しました](https://chiitake.net/wp-content/uploads/2018-01-23-11.jpg)
ここでちょっとしたハプニングが。
ブラケットを外す際、
隣の歯にも器具が当たってしまったようで
右側は第二小臼歯のブラケットも
一緒に外れてしましました。
![下の第二小臼歯のブラケットも外れてしまいました](https://chiitake.net/wp-content/uploads/2018-01-23-12.jpg)
先生が「あ~~~っ!やっちゃった!」と嘆いてました。
下の歯もアンカースクリューを埋入することにしました
下4番の抜歯後の治療法は
アンカースクリュー or ゴムかけ の二択。
まずはゴムかけで進めて行き
もしイレギュラーな歯の動きがあれば
アンカースクリューに変更すると
前回の調整で決めました。
下の歯もアンカースクリューに変更した
理由は後述するとして、
舌の内側の装置も外しました。
![下顎のリンガルアーチを外しました](https://chiitake.net/wp-content/uploads/2018-01-23-15-240x300.jpg)
舌内側の装置の役割
思い返せば非抜歯矯正開始時から
着いていたこの謎の装置。
![下顎のリンガルアーチ 201703](https://chiitake.net/wp-content/uploads/2017-03-24-06.jpg)
当時も聞こうか迷いつつ
聞けないまま今日に至ります。
今後、この装置は必要なくなります。
恐らくこの装置を見るのは今日で最後。
外したついでに
「これって何の役割があったんですか?」
と伺ったところ…
リンガルアーチ(舌側弧線装置)
「歯を固定させるための装置ですよ。」
「これがないとワイヤーで(力を)締めたときに
リングを嵌めた奥歯 = 大臼歯 が
ぴょこっと浮いてしまいます。」
「あとは歯の並びを広げる役割もあります。」
私は非抜歯矯正からスタートし、
下の歯に関しては
親不知含め1本も抜歯しないまま
ブラケットワイヤーをつけました。
下の歯は綺麗なアーチ状に並ぶことによって
外へ押し広げられるという
先生の説明だったので
このリンガルアーチも
その役目も担っていたと思うと
今になって驚きを隠せません。
抜歯をしなくとも
下の乱れた歯列を治せたのは
このリンガルアーチがあってからこそ…
だったわけです。(よね?)
そして、インプラント矯正では
リンガルアーチ(舌側弧線装置)は
必要なくなります。
一方、下4番抜歯後にゴムかけで
奥歯を固定させる場合は
リンガルアーチ(舌側弧線装置)が
必須になります。
今回はアンカースクリューに変更したので
リンガルアーチは取り外しました。
アンカースクリューに変更した理由
噛み合わせを守るため
さて、下の歯の治療方法を
ゴムかけからアンカースクリューに変更した
理由ですが…
もともと、非抜歯矯正では
上下の噛み合わせを正しくする
目的もありました。
![カリエールディスタライザーとゴムかけでの非抜歯矯正-噛み合わせビフォーアフター 201611-201706](https://chiitake.net/wp-content/uploads/201611-201706-correction-before-after-of-teeth-03.jpg)
非抜歯矯正開始から半年後 = 1歯対2歯咬合
![表側装置(セラミックブラケット)での非抜歯矯正ビフォーアフター-斜め 201611-201711](https://chiitake.net/wp-content/uploads/201611-201711-correction-before-after-of-teeth-04.jpg)
奥歯はこの先、今の位置が定位置になります。
先生の説明によると
アンカースクリューの代わりに
ゴムかけで奥歯を固定させることは出来るが
歯がイレギュラーな
動きをすることもあるらしく
もし万が一そうなった場合に
噛み合わせが狂ってしまうのが嫌でした。
抜歯後に右アゴが不安定になって思ったこと
上の歯を抜歯後1週間は
右アゴが不安定になりました。
止血のガーゼを強く噛みすぎて
アゴがズレたり、
口を開けるときにカクカクしたり
クリック音がするなど
一時的に矯正前の状態に戻りました。
ただ、矯正前と大きく違うのは
噛み合せをしっかり行えること。
= 1対歯2歯咬合になった為
噛み合せがしっかりしていれば
ご飯はしっかり食べられる、
咀嚼がしっかり出来たことから
噛み合せの重要性を再認識しました。
矯正前は右アゴも不安定なら
噛み合せも不安定で
ずっと違和感がありましたから…。
噛み合わせが僅かにズレるのは
咀嚼に大きな影響を及ぼすので
この今の噛み合わせを死守したいのです。
まとめ
私の場合、下4番抜歯後の治療は
アンカースクリュー or ゴムかけ の
二者択一。
事前の説明で
「ゴムかけの方が口腔内が複雑にはなります。」
と、先生から言われました。
口腔内が複雑になればなるほど
歯磨きがやり辛いですが
そんなものは自分の努力次第であって
ゴムかけは全然苦痛ではないし、
むしろなるべくなら
お金をかけたくない一心だったので
その時はゴムかけで進めていくことに
決めました。
その後、上4番抜歯後に
右アゴに(軽度の)顎関節症が発症。
噛み合せの重要性を再認識し、
今の噛み合わせをなんとでも死守したい
気持ちが強くなり
お金はかかるけど噛み合わせを守るために
アンカースクリューへ変更しました。
もし、上の歯を抜歯後に
右アゴが不安定にならなかったら
当初の予定通り
ゴムかけを選んでいたことでしょう。
何事も経験してみないと分からない、
経験してから気付くこともあるんだなー
と思いました。
次はアンカースクリュー埋入日と
抜歯予定日を決めました。
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