歯列矯正で歯が動くのはどうして? 後戻りの仕組みについて調べてみました

投稿日:2017年2月3日

矯正装置を替えた後の後戻りの心配

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私はゴムかけ装置

= カリエールディスタライザー と

顎間ゴムを併用した非抜歯矯正をしています。

カリエールディスタライザー ゴムかけ 斜めの角度 201612-01
カリエール・ディスタライザー

上の前歯に隙間を作りながら

上の奥歯を本来の噛み合わせ位置へと動かします。

前歯に隙間ができて

奥歯の噛み合せも良くなったら

ブラケットワイヤーに付け替えて

前歯の隙間を埋めていきます。

2016年12月から開始し、

予定通りいけば今年の6月頃に

ワイヤー装置へ変わります。

ここでふと疑問が…。

装置を付け替えたら

噛み合せが元に戻ってしまうのでは?

俗にいう後戻りです。

後戻りとは

矯正前の歯並びに戻ってしまうことです。

どんな矯正装置を使っても

装置を外した後は

元に戻ろうとする力が働きます。

では、なぜ元に戻ろうとするのか。

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矯正治療において歯が動く仕組みを調べてみました

ここから先は自分で調べたことをまとめます。

※自分用の備忘録です

▼この記事に書いてあること▼

・矯正治療中に歯が動く仕組み

 ・歯根膜

 ・破骨細胞 / 骨芽細胞

 ・歯が動く仕組み まとめ

・歯の動くスピードと保定期間

・矯正装置を途中で替えた場合、後戻りはどうなるの?

原動力となる歯根膜(しこんまく)

歯の根元(=歯根/しこん)

歯槽骨(しそうこつ)とよばれる骨の中に埋まっています。

歯槽骨によって歯は支えられています。

そしてその歯槽骨と歯根の間には

歯根膜(しこんまく)とよばれる

クッションの役割をする組織があります。

歯の断面図

この歯根膜は常に一定の厚さを保とうとします

装置を使って歯に力を加えることによって

歯根膜は力が加えられる側の膜は縮み、

反対側は伸びます

(出っ歯で例えるなら、

犬歯を奥歯の方へ移動させる時に奥歯側の膜が縮み、

前歯側の膜が伸びるということ。

歯の動く方向を思い浮かべると分かりやすい。)

歯の動くしくみ

縮む側には骨を溶かす細胞(=破骨細胞/はこつさいぼう)が生まれます。

破骨細胞とは

骨を溶かして吸収する細胞のこと。

古い骨のカルシウムやコラーゲンを酸や酵素で溶かし、

溶けたカルシウムは再び血管を通り体内へと運ばれていきます。

破骨細胞の働きによって、

(歯根膜が)縮む側の歯槽骨は少しずつ溶けていきます

骨を溶かして吸収しながら進んでいくわけです。

一方で、反対側の伸びてしまう歯根膜ですが、

こちら側には新しい骨を作る細胞(=骨芽細胞/こつがさいぼう)が生まれます。

骨芽細胞とは

新しい骨をつくる働きをもつ細胞のこと。

コラーゲンを作り出し、

そこにたんぱく質が上塗りされ、

血液中から運ばれてきたカルシウムが

自然に付着することで新しい骨ができあがります。

骨芽細胞の働きによって、

(歯根膜が)伸びる側の歯槽骨は骨が作られていきます

歯の動く仕組み まとめ

・歯の根元は歯槽骨(歯茎の中にある骨)に埋まっている

・歯の根元には歯根膜が張ってあり、一定の厚みを保っている

・矯正によって歯に力が加えられる側の歯根膜は縮み反対側は伸びる

・歯根膜が縮む側には破骨細胞(骨を溶かす)、

伸びる側には骨芽細胞(新しい骨を作る)が生まれる

歯根膜の常に一定の厚さを保とうとする性質が

骨の破壊と再生を繰り返し、

歯が動いていく…というわけです。

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歯の動くスピードと保定期間

矯正治療中、歯槽骨の中で

歯は1ヶ月に約1mm動きます。

サイトによっては0.3mm~0.5mmと記載してあるところもあります。

目安とお考えください。

10ヶ月で約10mm(約1cm)、

24ヶ月(2年)で約24mm(約2.4cm)、

36ヵ月(3年)で約36mm(約3.6cm)…

長い年月、ゆっくりと時間をかけて歯は動いていきます。

上述した通り、

骨の破壊と再生を繰り返しながら歯は動いているので

矯正装置を外した後の歯槽骨は不安定な状態です。

その不安定な骨をしっかりと固める為に、

保定装置(リテーナー)を装着します。

保定期間と呼ばれる期間ですが、

歯を動かした月日と同じ月日だけ

リテーナーを装着する必要があります。

(※あくまでも目安。)

私のように途中で矯正装置を替える場合、後戻りはどうなるの?

やっと本題に移れる(笑)

私は現在、カリエールディスタライザーで

噛み合わせを矯正するところから

スタートしています。

上の奥歯を喉側へけん引し、

噛み合わせ位置を本来あるべき位置へ

動かしていくと前歯には隙間があきます。

前歯に隙間があいたらカリエールを外し、

ブラケット装置(ワイヤー)に変えて

前歯の隙間を埋めていくわけですが…

そう、前歯の隙間をワイヤーで埋めていく間は

カリエールディスタライザーをつけていないので

上の奥歯が後戻りするのでは?

と不安になりました。

不安になったので先生に質問してみました。

「後戻りは多少あるのでワイヤーへ移行してもゴムかけは続けます。」

ブラケット装置にもゴムをひっかける場所があるので

それでゴムかけを続行していくとの説明でした。

ただ、治療経過を見て

ゴムをかけを一旦中止することもあるようです。

最後に

どんな形で歯を動かしても

やはり後戻りは避けて通れないようです。

せっかく綺麗になった歯並びを元に戻さないために

リテーナー(保定期間)がとても重要なわけですね。

(私はまだ当分先の話ですけどね。)

今回自分でも歯の動く仕組みについて

色々調べて勉強になりました。

歯列矯正への理解が深まると

治療のひとつひとつにキチンと意味があるんだなぁ~

と治療を受ける側も心に余裕が持てる、

そんな気がします。

もちろん最も信頼・信用すべき相手は

担当医であることに違いありません。

自分で得た知識は参考程度に胸にしまい、

お世話になっている先生の話を

最優先に受け入れる、

疑問に思うことがあれば質問する、

それが矯正ライフを円滑に送る秘訣だと思います。

-歯列矯正の豆知識

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